フエルトドッグアトリエ mecall に 新しいお友達をUPしました。
すっごい美少年・・・ タレ君です。
ふかふかベッドにゆったりともたれかかって ・・・
・・・ なんて優雅で綺麗なネコちゃんなのでしょう ・・・ !
実は、タレ君は、脳性麻痺と云う運命と共に生まれて来たネコちゃんです。
自分ひとりのチカラでは、立ち上がる事もご飯を食べる事もできません。
タレ君を制作させて頂く際にタレ君のママさんから私にお送り頂いたお写真は、
仔猫の頃からお空へと旅立たれる直前までのもの、200枚弱。
その1枚1枚のショットの裏側にびっしりと、各々の当時のタレ君との想い出がしたためてありました。。。
★
自宅の裏に産み落とされた仔猫達。
スクスク成長し、ある日、母猫と共に兄弟猫達はみんな巣立って行ったはず・・・
・・・なのに
良く良く覗き込めば、小さな隙間に力弱く取り残されていたキラキラ光る小さなふたつの瞳。。。
それが、タレ君ママとタレ君との出会いだったのだそうです。
そっと抱き上げた、片手にすっぽり収まる程の小さな命。
未だ歩く事すらままならない、小さな小さな命。
・・・ そう、この時は “未だ歩く事が出来ない” だけだと ・・・
(せめて、歩く事が出来る様になるまで・・・)とご家族を説得し仔猫の保護を決めたママさん。
お腹がすいているの?寂しいの? とにかく一日中鳴きっぱなしな仔猫ちゃん。
だから、お名前は“文句タレ蔵”の“タレコ”に決定(笑)
先ずは健康診断の様な軽い気持ちで連れて行った動物病院で、予測もしなかった告知をされます。
獣医の先生の口から出た言葉は、脳性麻痺。
この先もずっと身体の自由は利かないばかりか、この子の命も持って1年程でしょうと。
先生は解ってないな・・・
先生は何をおっしゃっているのだろう・・・
この子はそのうち元気に走り回り出すに決まっているじゃない・・・
そして、この先もずっとずっと元気に成長し続けて行くに決まっているじゃない・・・
タレ君のママは、そう思ったのだそう。
本当にそんな気にしかならない様な、それはそれは無垢で透き通った瞳、
しっかりと真っ直ぐママのお顔を見つめる、可憐で凛とした仔猫ちゃん。。。
★
脳性麻痺は先生の言葉通りだったけれど、その命は先生の言葉よりもずっと長く、
どんな猫ちゃんよりも優しく、表情豊かで、強く美しく成長しました。
絵本をめくる様に1枚1枚のお写真をめくりエピソードを拝見していると、
ポロポロ、ポロポロ、 沢山の涙が頬をつたったけれど、
そこには不思議と悲壮感のカケラも無く、ただただ暖かな想いがあふれるばかり。
( 身体が不自由なのって、ほんとうに・・・? )
本当に全てのショットが生き生きと表情豊かで可愛らしいのです。
ご家族皆様とタレ君との間、しっかり愛が通っていたのですね。。。
もちろん、
解り易い自由を考えれば五体満足健康である方が良いに決まっているのかもしれないけれど
本当のしあわせって、ほんとうは、きっともっと深い部分 。。。
実際、タレ君のお世話は本当に大変だった様。
タレ君ご自身だって、もっと大変だったに違いないはず。
(この身体が自由だったらどんなに良かっただろう・・・)
そんな想いが頭の中をよぎる事は、きっと、お互いのなかに、1度と無く在っただろうはず。
でも、ご家族は、いつでも笑顔。
タレ君も、いつでも笑顔。
何事も無く穏やかに過ぎて行く日常の中で、意識しないと忘れてしまうとても大切なこと。
本当は一番大切かもしれない、目に見えないベースの部分。
タレ君とタレ君のご家族から沢山そそいで頂いた気が致します。。。
★
タレ君のこと、タレ君のママのブログで覗かせて頂く事が出来ます。
本当に愛らしいお姿、涙の中にも自然と笑みがこぼれて来るはずです。
タレ君はサイト右のカテゴリ “ タレコ ” や “ はじめまして ” のところにいらっしゃいます。
タレ君の兄弟犬、ジャック君・アレックス君・グーグルちゃんの日常もとっても微笑ましいですョ。
是非ともご覧になられてくださいネ ^ー^ → のんびり日記
そして、mecall ではフエルトタレ君の 可愛いショットを 沢山ご覧頂けます。
こちらから是非遊びにいらしてくださいませ。 → フエルトタレ君に会いに行く
そしてそして、実は、タレ君の制作にはチョットしたエピソードがございました。
これまでの私が経験した事の無い、ちょっとステキなエピソード。
追って少しだけおはなしをさせていただきますネ。
次の日記をオタノシミに・・・! ^^
・・・ つづく ・・・
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by mecall
| 2010-02-11 13:34
| felt dog