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さて、ニードルにつきまして。
フエルト化させると云う事は、繊維同士をまんべんなく絡めると云う事です。
お水やお湯や石けんを使ってゴシゴシこすってフエルト化させる手法も在りますが、
フエルトドッグはお水は使わず細い針(ニードル)を使って繊維を押し込む様に絡めていきます。
このニードルはお裁縫に使う針とは異なり、
針先端の断面は三角形でバーブと云う細かいギザギザが付いています。
わかりますか?
針先の小さな点々がバーブです。
バーブは釣り針の様に一方向のみに向けた引っかかりになっているので、
刺す時には繊維を引掛けて奥方向へ押し込み、抜く時には繊維を引掛ける事無くスッと抜けます。
この刺したり抜いたりと云う作業を様々な方向から繰り返す事により、
繊維がどんどん複雑に絡み込みどんどん硬く締まって行く、つまり、フエルト化して行くのです。
私が使っている6種の1本針は、バーブの数や位置や大きさ・針の太さが各々異なっています。
沢山のニードルを試し、今はこの3社6種の1本針と一種の連結針に落ち着いています。
(3本連なった連結針は、耳等のフラットな部分を作る時のみに使用しています)
制作過程や場所などによって使い分けるのですが針自体の姿はみんなとても良く似ているので
各々のヘッド部分にカラーマーキングをして使いたい針が直ぐに見つかる様にしています。
とても鋭利な針なので行方不明になったらとっても危険。
小さな薬ビンに羊毛を詰めたものに1種1本づつを立てて作業前後に必ず6本立っている事を確認します。
羊毛は油分を含んでいるので針山にすると針のサビ防止にもなりますょ。
薬ビンは小さくても重さが在るので安定しますし、
透明のビンに詰める羊毛は好きな色を重ねて詰めるとカワイイです ♪
毎日手にする道具は使い勝手や精度は勿論なのですが、可愛いと気分が上がりますょネ ^^
昨日ご紹介したリスのコロコロさん達も・・・
実は色違い2兄弟でいらっしゃいます(笑)
ピンセットやはさみ達も・・・
裏面にもモチロン付いてます、キラキラ☆(笑)
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道具は第二のわたしの手。
とても大切なパートナー。
感謝し愛を持って、大切に大切に使っています。
これからも末永く、どうぞよろしくネ・・・!
ご質問などございましたらいつでもお気軽にどうぞ ^^
またいつか、制作スペースや在庫の羊毛達もご紹介致しますネ。
また、いつか ・・・ (笑)
by mecall
| 2010-02-20 13:18
| felt dog